一部始終を15歳の少年本人がネット配信していました。併せて、同型機を持っている友人の証言も含めて直前の状況が見えた気がするのでチラ裏ブログにメモっておきます。
要するに本体トラブルでもなく、Wi-Fiの途切れでもなく、不幸なヒューマンエラーやったんや……
落ちる3秒前の配信キャプ。配信カメラに向いていてコントローラから注意が逸れてます。
公式サイトのキャプ。
彼の右親指があるボタンに注目。このボタン、糸が切れたマリオネットのようにストーンと堕ちるそうです。実際にこれ押して同型機落とした友人から聞きました。
この3秒後、「いてっ」と言いながら彼は軽く転びました。……力んだ親指が何をやらかしたかはご想像にお任せします。
なお、このシーンは電池が切れる安全マージンを考慮して早めに引き返そうとした矢先の出来事でした。しかも緊急事態が起こった時に確実に停止させるための機構が招いた緊急事態という不幸。Bebop Droneって、非常停止ボタンを押さない限り電池切れや接続トラブルが起こっても、自立制御により安全着陸するんです。(元の位置へ自力で戻ることも可能)
製造業である自分としてはこんなに押しやすい設計な時点でゴミだと思いますが、危険予測が出来ていない人間が一番の危険要因ですね。
物事に絶対はないので、人の上でドローンを飛ばしてはいけないよ!という好例でしょう。
しかしそれ以上に、年齢倍の俺が「このコントローラ高い(8万円)ので本体(8万円)買っても操作はスマートフォンからだわなぁ」と考えていたってのに、フル装備+配信装備+長野行きなんてブルジョワな事が出来る15歳も世の中にはいるのか、という感想が強いです……。
追記
誤って押してはダメらしいです。代理店も危険は認識していたわけですね。
善光寺に落ちたドローンのエマージェンシーボタンの件、日本代理店版は注意書きの紙を入れてる pic.twitter.com/rtnzlFRaTF
— kitaring (@kitaring) 2015, 5月 9