読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

はげてない、略してはてな

超絶チラ裏スペース.毎回,整理し直して表側へ反映しようとは思ってるけど,絶対やらないパターン.

ボドゲとしての囲碁・将棋・チェスの欠陥検証

ボードゲームは今日でも次々と生まれているが,結局は既存のものの方が完成度が高いのは否めない.ここまで突き詰めても結論が出ず,拡張もされない完成度の高さは,神の御業と言われても否定できないくらいである.しかし,それでも不完全な部分があるのも確かなので,最も重要な勝敗を左右する部分で検証してみる.

 

 囲碁

コウに対する整備の甘さも気になるが,やっぱりコミと終局のしかたが一番の欠陥だと考えられる.交互に打つゲームなのに片方がパスしてもう片方が納得しなかったら打ち続けられるのはシステム側で曖昧さを吸収しきれていないし,あまつさえ『先手の勝率が高いから5目半だ』,『いや,まだ高いから6目半だ』,『うちの国では七目半だ』なんてコミのルールは欠陥以外の何者でもない. 

 将棋

まず,先後の勝率が不公平なのが大きい.5〜10%先手が勝ちやすいのはどうだろう? 一時期後手の勝率が5割越えて話題になったけど,結局は先手有利に戻っている.あとは千日手持将棋などの例外が発生しやすいのも大きく,その回避のために戦況さえ左右されるのはシステム側の欠陥だろう.

チェス

笑えるくらい欠陥だらけだけど,欧米人は認めないんだろうな.実際の統計値ググってみたら笑えた.引き分け5割越えで,先手の勝率が後手の倍って,笑って済ませちゃいけないレベルだろう.それを試合の組み方側で吸収しようってんだから,なんか本末転倒である.

 

結果として,ボードゲームのシステムの完成度としては囲碁>将棋>>>>>チェスかなぁと.
で,これだけで結論にしようとしたけど,おもしろいものを見つけたので紹介.将棋のプロ棋士であり,中国将棋のシャンチーの名手でもある所司七段が,世界中の同系統のゲームを比較して数字としてまとめていた.

○引き分けの可能性
  1. マークルック 70%
  2. チェス 30%
  3. シャンチー 25%
  4. チャンギ 25%
  5. 将棋 2%
○先手,後手の勝率比較
  1. チェス 70%
  2. シャンチー 65%
  3. チャンギ 60%
  4. マークルック 60%
  5. 将棋 53%

とのことらしい.上記に示したチェスの引き分け率がかけ離れているのが気になるが,それより特筆すべきはやはり将棋のバランスの良さだろうか.将棋ばっか見ているとわからないが,同系統のゲームと比べると明らかに先後が公平に勝敗が付きやすく出来ているようだ.こう見ると,欠陥として挙げたのが申し訳なくなってきた. 
しかしわからないのが,『取った駒は自分の駒として自由に打ち込むことが出来る』という,サッカーで言うなら『5秒までなら手も使っていいよ』ぐらいの大幅な改変を加えている将棋がゲームバランスを破綻させるどころか,調和させている事実は非常に面白いと思う.理由としては,盤上の駒が減らないので,終盤が飽和しづらいからのようだ.
もしかしたら将棋にキャスリングのような2手指しルールや,10マスx10マスへの拡張を盛り込めば,将棋はさらに完成度を増すのかもしれない.引き分けなどを排除し,厳密に二人零和有限確定完全情報ゲームとなった未来の将棋も見てみたいものである.